2015年2月21日土曜日

ライオンのごとく起き上がれ

自由とは何だ?
隷従とは何か?
と問えば、誰でも答えることができる。
まさに奴隷と名付けるべき存在に
あなた方はなってしまった。

隷従とは、労働することだ。
暴君の暮らしを支える監獄の中にいて
その日の四肢の生命を維持するだけの賃金を得ることだ

あなた方は、彼らの織機にされ、
鋤にされ、剣にされ、鍬にされ
自らの意思を曲げられ、あるいは自ら望んで
彼らを守り、彼らの養分となる

隷従とは、弱りきった子どもたちと、
その痩せ飢えた母親たちをみることだ
荒涼とした冬の風は冷たく
私がかく言う間にも死んでいく

隷従とは、飢えることだ
暴動の中、富裕者はエサを投げ落とす
肥え太って寝転んだ犬に

隷従とは、昔の暴君が労働から搾取していたより
数千倍も多くを
金の幽霊に奪い取らせることだ

紙のコイン、捏造された権利証明書を
あなた方は
大地から継承したかちあるもののように
しがみついている

隷従とは、魂が奴隷になることだ
自らの意思を自ら決めることなく
他人が全て決めてしまう
そして、くどくどと不平を言う
弱々しく虚しい言葉をこぼす

隷従とは、暴君の連中が
あなた方とその妻の上に乗るのを眺めていることだ
血は霧のように草地を濡らす

そして隷従とは、復讐を思うことだ
血と血を交換することを
間違いを間違いと交換することを
猛烈に渇望することだ

これが隷従だ
巣の中にいる野生の獣、未開人ならば
あなたが方のように耐え忍ぶことはない
そんな苦難があることは知ることもない

自由とはなにか?
生きながら墓場にいる奴隷たちが
この問いに答えることができるなら
暴君は夢の幻のおように逃げ失せるだろう

恐怖を知らぬ自由な者達よ
大集結するのだ
どこまでも平原の広がる
イングランドの地に

頭頂に広がる青い空
踏みしめる緑の大地
すべてが永遠の荘厳の証となる

あなた方はいつ終わるともしれぬ苦境におかれたままでいるのか
それとも、感じ、見るのか

あなた方の国は
血と金の対価として売買され
失われたことを

大集結するのだ
厳かに
そして、きっちりとした言葉で宣言するのだ
あなた方は自由であると
そのように神はあなた方を想像したのだと

そして、その言葉が
抑圧の終焉を告げる雷鳴となって
ひとりひとりの胸に、脳に、
鳴り響いていく

何度も何度も

まどろみから醒めた獅子のごとく立ち上がれ
制圧不可能な人数となって
眠っている間につながれた鎖を震わせ
霧のように大地に振り落とせ

あなた方は多勢だ
相手は無勢だ

パーシー・ビッシュ・シェリー「無秩序の仮面」にある詩より抜枠
ムーンマトリックス引用

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